在留資格のない外国人たちのカフェは、いつもにぎやかだ。その雰囲気を中心で支えるのがカトリック団体「シナピス」(大阪市)の職員、山田直保子(なおこ)(50)。明るい関西弁で常連客とかけ合い、一見(いちげん)さんには細やかに声をかける。 どんな話にも合わせる山田だが、ある客がシナピスの活動に絡めて「福祉」と言った時、珍しく話の流れを止めた。 「福祉とは違うと思うんです。対等なんで」 山田は20年以上、介護業界… この記事は有料記事です。残り1080文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル Partagez !